葬儀の事前準備と事後の手続き
葬儀の事前準備
生前のうちに準備することをお伝えさせて頂きます。やることが多く大変かと思いますが、栄光へご相談頂き、お任せ頂けるところはぜひ頼って頂ければと思います。
関係者への連絡
親族や友人、お世話になった方々のリストを作成し、最後のお別れをして頂きたい方へ連絡をします。
お見舞い記録の作成
お見舞いに来て頂いた方の名前や品物・金額などをリストにしておくと、後で香典返しなどを考慮することができるようになります。
所有物の確認
後で揉めないためにも、通帳・保険証書・骨董品・貴金属などを整理しておくことが重要です。
最後の迎え方
医師とよく話し合い、終末ケアや延命治療方針について決めておきましょう。また、臓器移植などについて、本人の希望も確認しておいても良いかも知れません。
葬儀関係の手配
葬儀についての場所・方法・案内する人・写真・予算などを決めておきます。そして、葬儀のどこに依頼するのかを決めるために、早めに相談をして比較検討されるのがお勧めです。
当社へご相談頂く際には、以下の事項を確認させて頂きます。
あらかじめご用意頂ければ幸いです。
- 故人の生年月日、年齢、住所
- 喪主となる方のお名前、喪主と故人の関係
- お世話をされる方がいらっしゃるかどうか
- 予算
- ご希望の式場(あれば)
- 会場へお越しになる方の数
- 親戚の数
- 家紋
ご本人の意向の確認
葬儀について、ご本人の希望があるかどうかを確認しておきましょう。以下の内容を参考にして頂ければと思います。
- 葬儀の飾り付け
- 葬儀に呼ぶ人
- 弔辞奉読者
- 棺に一緒に入れて欲しいもの
- 遺産に関すること(相続や遺贈など)
- お墓の場所や形など
- 法要の行い方
葬儀後の手続き
葬儀後にもいくつかの手続きがありますので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
香典整理
香典返しや喪中のお知らせを送るためにも欠かせない大事なことです。金額だけでなく、手書きの住所や氏名をリストにしてくため、大変な作業になることもあります。
葬儀後の出費確認
仏壇・位牌・お墓など、葬儀が終わった後に故人が入るものを決めて、大まかな予算を立てておくことが必要です。いずれも種類や費用はかなり幅広いため、決定するまでに時間がかかることも珍しくありません。
忌明け法要の準備
忌明け法要(49日法要)をする場合は、会場の予約・参列者への案内・当日の会食準備などをすることになります。
金銭の支給手続き
生命保険の受け取り・確定申告による医療費控除申請・健康保険からの埋葬料や葬祭費の負担支援・高額療養費申請などを各種手続きによって、金銭の支給を受けることができますので、忘れないようにしましょう。
停止・廃止の手続き
免許証・保険証・パスポート・クレジットカードの返却、国民年金や厚生年金の停止手続き、電気・ガス・水道・電話・賃貸物件の解約、土地や建物の不動産登記変更など各種停止・廃止手続きも忘れないようにしましょう。手続きが遅れると、それだけ費用が発生してしまうものもあります。
葬儀社選びのポイント
葬儀をどこに依頼するのかは、ご遺族が最も悩まれることの一つだと思います。後悔したり嫌な気持ちになったりすることのないよう、以下の3点をよくご確認頂くのがお勧めです。
1. 対応
葬儀は人と人とが関わるものです。最低限のマナーはもちろん、気配り、柔軟な対応、一歩先を行く案内、分かりやすさなども含めてよくご確認頂ければと思います。
2. 料金
こちらも、単純な「高いか、安いか」だけではなく、どこまで明確に提示してくれるのか、他に必要になる可能性がある費用まで案内してくれるかまで、しっかりと確認しましょう。
3. 事前の相談と見積り
まだ依頼すると決まっていない段階から親身になって相談に乗ってくれるか、見積りは事前に提示してくるのかも重要なポイントです。お客様のご要望もしっかりと伝えた上で見積りを作成してもらいましょう。
生前予約
自分の葬儀をどうするのかは、自分で決めておきたい。そう思われる方は多いと思います。自分の好みを反映させるためというのはもちろん、ご遺族を悩ませないというのも大きなメリットです。
生前予約とは
自分の死後、どのような葬儀の内容・予算、そして墓地のことなどをあらかじめ決めておくことです。もちろん、お申込みまでして頂くことが可能で、亡くなった後は事前に契約しておいた通りに葬儀などを進めていくことになります。
生前予約の方法
生前契約の形式は様々で、確実に執行してもらうためには「遺言書」や「公正証書」を作成しておく必要があります。決めておく事項は多岐に渡ります。もちろん全てを指定する必要はありませんが、まずは一通り把握してから判断していかなければなりません。
生前予約にご興味のある方へ
事前に様々なことを決めておくことで、より良い最後を迎えて頂けるかと思います。ついつい「まだ先のことだから大丈夫だろう」と考えてしまいがちですが、突然入院することになってしまうと、その後の意思疎通が難しくなってしまうこともあります。まずはお気軽にご相談だけでもいらして頂ければと思います。