上野のパンダの子供のニュースは大変ショックだった。全国民がそうだった
と思うが、いじめ問題とオーバーラップして、余計にそう思ったのかもしれない。
短い期間だったが、妊娠してるかもしれないと言うニュースからほぼ
1ヶ月ちかくニュースが楽しみだった。
パンダの妊娠はわかりにくくて、誤妊娠も多数あるという。でも園の方たちは
大事に大事にして、暖かく見守っておられたのを拝見し、なごんだ気持ち
にさせてくれた。
生まれたとのニュースの時などは、あまり興味なさそうにしていた人までも
良かったね~と笑顔になったことだろう。
上野動物園の周辺のお店などは、パンダにちなんだおみやげ物を試行錯誤
して、お客様に喜んで頂いていた。あっと言う間の日々だったが、心に
残る、出産だった。
専門家によるとシンシンは妊娠しやすい体質らしく、相性も良いとのこと
で、また秋以降に良い知らせがくるかも知れませんと、園長、スタッフの
方を励ましておられたのが、印象的だった。
なのに、大津市のいじめの問題は残念でしょうがない。昨夜、保護者
説明会で、保護者から促されて黙祷もするくらいに、大人が教育の
現場の方が、ひとつの生命の重さをもっともっと考えてあげて欲しい。
未来の宝である子供たちのお手本に、自分もなっていこうと思う。
次の世代に引き継いでもらえるように。
自分の子供がいじめにあっていたら・・・自分の知っている子供が自殺
したらと常に考えて、行動、言動を発してほしいと思う。
パンダの赤ちゃんをひと目でも見ようと、動物園に訪れていた2歳くらい
の可愛い女の子が、お母さんから「パンダの赤ちゃん死んじゃったん
だって」と聞くと、声をださずに涙をいっぱいためて、お母さんの顔を
じっとみつめていたのが、忘れられない。
生命を大事にと思わずにはいられない、ふたつのニュースだった。