消費税が上がるとか上がらないとか、ニュースで毎日のようにしている。
竹下内閣の時代に初めて導入され、最初はとまどいながらも受け入れざ
るを得ない状況に、慣れていく。
今まで「100円」だった物が、いきなり「103円」になって、高いと思う気持ち
と、1円玉を用意しないといけないか、おつりで増えることのめんどくささが、
あったような記憶だ。
でもその内慣れていき、5%に上がっても、少子高齢化や経済不況などと
理由を言われ、納得せざるを得ない状況になったと思う。
そんな中、経済もなかなか上向きにはならず、デフレに移行してきて、
企業の競争が激しくなり、家電業界では「他店より高い場合には、お申し
付けください」などと、チラシに書いている。
お互いのお店の値段をリサーチ専門業者に依頼している所もある。
それも企業努力なのだが、その経費はまたかかってしまうので、商品の
値段に乗っている気がしてならない。
資本主義社会なのだから、競争はやむ終えないと思うが、信念が見えない
時がある。
何かあの店は元気だな~何か感じがいいな~また利用したいな~と
値段もさることながら、資質を勝負したいと思う。
葬儀業界も近年、値段がくずれ、ホームページでも公開するところが
増えてきている。
友人だけで、家族だけでの近親者だけで静かに送りたいと思う方が
増えてきた。中にはにぎやかな事が好きだったのでと、広く知らせる方も
いるが、多くの方は費用のこともあるので、静かに・・・と言う方が多い。
故人に対して、想いが通じるような葬儀を常に心がけている。
心労は計り知れないので、出来ることはすべて実行しようと思う。
故人の人生が見えるような葬儀を、心がけていくことが、私たちの企業
努力のひとつなのかも知れない。(線香)